Bambu Labのマルチカラーシステム「AMS(Automatic Material System)」を使っていると、純正スプール以外の安価なサードパーティ製フィラメント(eSUN、Elegoo、PolyTerra、Overture等)を入れてコストを抑えたくなりますよね。
しかし、近年環境配慮のために急増している「紙スプール(段ボール製スプール)」をそのまま密閉型AMSに入れて回すと、思わぬトラブルにつながることがあります。
この記事では、紙スプールで起きるトラブルの仕組みと、1kg単価の安い紙スプール銘柄をAMSで100%快適に使いこなす3つの対策を解説します。
1. なぜ密閉型AMSに「裸の紙スプール」が相性悪なのか?
密閉型のAMS(X1C / P1S用)は、スプールの中央穴ではなく「スプールの外周(フチ)をゴムローラーの上に乗せて回転させる」駆動方式を採用しています(※A1シリーズのAMS liteは中央軸固定方式のため紙スプールでもそのまま使えます)。
裸の段ボールスプールをそのままゴムローラー上で何十時間も往復回転させると、以下の3つの現象が起きます。
2. 安い紙スプールをAMSで快適に使いたおす「3大対策」
紙スプール銘柄は1kgあたりの実質単価が安い宝庫です。以下のひと手間を加えるだけで、純正スプール並みに安定稼働します。
| 対策方法 | 手軽さ | 安定度 | 特徴・やり方 |
|---|---|---|---|
| 1. 外周にビニールテープ・ハーネステープを巻く | ★★★(1分) | ★★☆ | スプールの両フチに1周テープを貼るだけで紙粉がゼロになりグリップ力も向上 |
| 2. プラスチック製スプールリング(アダプター)を装着 | ★★☆(印刷30分) | ★★★ | MakerWorld等で配布されているメーカー別リングをPLA/PETGで出力してフチにはめ込む |
| 3. 純正再利用スプールへ移し替え(リワインド / 側面剥がし) | ★☆☆(5分) | ★★★ | 紙スプールの両側面をビリッと剥がし、Bambu純正の分割式スプールに芯ごとハメ込む裏ワザ |
特におすすめ:「スプール中央の重り(シリカゲルケース兼用)」
残り少なくなったスプールの浮き上がりを防ぐには、スプールの中央穴(直径約52〜55mm)にすっぽり入る円筒形のシリカゲルケース(中に乾燥剤や単3電池・ナット等の重りを入れる)を3Dプリントして装着するのが一石二鳥です。AMS内の除湿をしつつ、適度な重みで最後の1メートルまでスムーズに給紙できます。AMSでの大量消費に最適なセット品は、PLAフィラメント最安値ランキングおよびPETGランキングで1kg単価順にチェックできます。