3Dプリンタのフィラメントには様々な素材があります。「とりあえずPLAを買っておけばいい?」と迷う方も多いはず。
素材ごとの特性を理解して使い分けることで、造形物の耐久性を大幅に高めつつ、印刷失敗のフィラメント無駄遣いを防ぐことができます。
1. 3大素材の特性早見表
| 素材 | 印刷難易度 | 耐熱性 | 強度・靭性 | 臭い | 推奨用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| PLA | ★☆☆(極めて容易) | 約50〜60℃(低) | 硬いが脆い | ほぼ無臭(甘い) | 置物、試作、屋内小物 |
| PETG | ★★☆(やや糸引き注意) | 約70〜80℃(中) | 粘り強く割れにくい | ほぼ無臭 | 水回り、日用品、工具ホルダー |
| ABS | ★★★(反り・換気必須) | 約100℃(高) | 耐衝撃・耐候性高 | 強い樹脂臭 | 車載パーツ、屋外設置、耐熱部品 |
2. なぜ普段使いには「PETG」が最強の選択肢なのか?
PLAは最も扱いやすい反面、「夏の車内や直射日光の当たる窓際に置いておくとフニャフニャに変形してしまう」という弱点があります。
一方ABSは反りやすく、エンクロージャー(密閉ケース)や強力な換気が必須です。
そこで今メイカーに最も支持されているのがPETGです。
屋外で使うパーツや日常の補修パーツは、まずPETGを基準に選ぶのがおすすめです。